Visit NAGADEN 2


ホテルより。
信越本線,飯山線,長ナノ引き込み線,長野新幹線(基地線)が見える
絶好のロケーション。そしてこの夜明けと来て気分は高揚。

朝の長野駅前,バスは一台もなし,人は数えるほど。
長野新幹線開業を機に取り壊した仏閣型駅舎を復活させる,
などという話が持ち上がっているけれども…。

再び地下へと入っていく。
3500系。朝一番の上りだが,どういう訳か下りにはならない。
発車まで大分時間があるため,扉は開け放たれているが,
運転手の姿はなし。運転室に硝子でも割って入られやしないか,と
少々心配になるが。
車内。
前発の列車があるのにこの時間から車内にいる人などまずいない。
冷房装置が取り付けられているから,この編成はもう暫く
運行を続けるだろう。


そして本命2000系。りんごカラー再びの登場となった。やはり長野電鉄の電車にはこの色が似合う。
昨日と同じ具合に権堂まで行き,朝は終了。

N3編成。こちらに乗って↓へ。
ロングシートは全て埋まり,さながら10年前の日比谷線の様
(乗ったことがあるかどうかはともかく…

信濃吉田にて下車。
思い立った時にしか行かないであろうこの駅,長電全駅completeの
為には,特に用のない駅,そしてこんな味気無い駅に来ざるを得ない。
とは言え,地方私鉄にこのようなタイプの橋上駅舎があるとは。

丁度良く8500がやって来た。
さながら田園都市線なりの光景である(で,行ったことあるのか?)

ホームへと戻る。やはり10月に入っただけあって待合室外は寒かった。
ゴミ箱が設置されていないにも関わらずゴミが一つも落ちていなかった
のには驚いた。
↑より,貸切状態の2000系に乗って長野へ。
信濃吉田発の特急券が欲しかったのもあったが,何分寒過ぎた。

これより改めて25B特急で湯田中へ。

利用者はどれ程かと思っていたが,発車時点で自分の乗った
乗車して来たのは15名弱。
その乗客も殆どが須坂,北須坂で下車。北須坂周辺はりんご畑ばかり,
との印象があったがどうやらそうではないらしい。
駐輪場があることから,駅から人家が若干離れていることが想像できる。

信州中野からまた5名ほど乗車。座席には充分空きがあって,
皆車輛内側寄りから座っていく。最初から好んで扉横のロング部に
座るのは私だけか。

中野松川,信濃竹原,夜間瀬と停まっていく。
旧山ノ内線の駅舎は前々から目をつけていたが夜となると更に
雰囲気がいい。但し,降りてしまえば一巻の終わり,かなり寒いだろう。

上条を過ぎ,湯田中への40‰を登って行く。結構な急坂と言われるが
何ということなしに行くのは慣れた道ということもあってか。
ちなみに8500系はこの旧山ノ内線区で運転ができない。


終点湯田中に到着。
途中駅で殆どの人が降りてしまったらしく,客がパラパラと降りて来て
パラパラと駅外へと散っていく。

何気なく南東の方を見ていると花火が上がった。
「そういえば,今日,新作だったな」
何故こんな日に長野にいるんだ,という思いを抱きつつ駅へと戻る。

昨年の改良工事によって面目を一新したホーム。
今年塗り替えられたばかりのマルーン色。このレトロとモダンが見事に
融合した,そんな空間が太田の好み。

折り返し112列車は湯田中-長野各駅停車。
これは明らかに鐵向けの運用としか…。
ホテルに戻り待つこと数時間。静まり返った中,微かに聞こえてきたのは
警報音とジョイント音。ムゥ――――,とチョッパ音。そして。

ヒュゥィィィィィィ――――ィィィィン

T110編成はこうして…非関係者で最後に走行シーンを見たのは
自分だけだろうな(いや,長ナノで若干動くでしょ



撮影記